EVレーシングカーの改良【中編】

車体ではなく「デジタルツイン」がレースの勝敗を分ける――その開発の裏側

電気自動車(EV)のレース「フォーミュラE」出場チームのエンジニアは、「デジタルツインが勝敗の鍵を握る」と話す。デジタルツインでどのように高速化を実現するのか。

 「電気自動車(EV)のフォーミュラ1(F1)」と呼ばれる自動車レース「ABB FIA Formula E World Championship」(以下、フォーミュラE)。フォーミュラEではレーシングカーのシャシー(車体の骨格)やエンジンの仕様が規則で定められており、高速化を目的としたソフトウェア分野のイノベーションが進みやすい。

 フォーミュラEの出場チームの一つJaguar TCS Racingでチームディレクターを務めるジェームズ・バークレー氏は、同チームはレースに出場するたびに新しいソースコードを用意しており、ソフトウェアの進化により車体は絶えず速くなっていると説明する。

レーシングカーを再現する「デジタルツイン」

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