メガクラウドの独占問題を解説【前編】

クラウドをやめられない「クラウド地獄」問題でAWS、Microsoftが調査対象に

さまざまな選択肢があったクラウドサービス市場は、現在では主要3サービスが市場の大部分を占めている。これを受け、規制当局はある理由から主要ベンダーが意図的に独占状態を作っているとして調査を進めている。

 2010年代初め、企業には、データを委ねるパブリッククラウドベンダーの選択肢がもっと幅広くあった。Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft、Googleの他、HPE(Hewlett Packard Enterprise)やDell Technologies、Rackspace Technologyが企業向けにそうした事業を扱っていた。

 2010年代後半にはHPやDell、Rackspaceなどが競争に敗れ、パブリッククラウド分野から撤退した。これによりクラウドインフラサービス市場は、AWSの同名サービス群が先頭に立って「Microsoft Azure」と「Google Cloud」がその後に続く“三つどもえ”の戦いになった。

 こうした状況を受け、英国の規制当局は主要クラウドベンダーが意図的に“クラウドサービスをやめにくい状態”を作り出しているとして調査に乗り出している。具体的には何が“問題の焦点”になっているのか。

クラウドをやめられない“あの原因”が問題点に

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