顧客体験を左右するWi-Fi品質

観客を呼び戻せるか? サンフランシスコジャイアンツが「無線LAN」に懸ける理由

パンデミックの影響で観客が減ったサンフランシスコジャイアンツは、その解決方法の一つに「無線LANへの投資」を選択した。同球団は屋外スタジアムに無線LANを導入した。どう活用しているのか。

 屋外、それもスポーツの試合や歌手のライブが開催されるスタジアムでの「無線LAN」構築は、他の場所での無線LAN構築とは訳が違う。観客が密集するため、スマートフォンやタブレットからの電波が互いに干渉してしまったり、客席や構造物などが電波を遮ってしまったり、天候によって伝搬環境が変化しやすかったりするからだ。

 こうした労力のかかる条件があるにもかかわらず、MLB(メジャーリーグベースボール)のチームであるサンフランシスコジャイアンツ(San Francisco Giants)は、ホームスタジアム「オラクルパーク」(Oracle Park)で無線LANへの投資を続けている。

 それは、顧客体験の向上のためだ。同球団は2024年6月現在、「球場に足を運ぶ観客が減少傾向」という課題を抱えている。そうした状況だからこそ、「観客を戻すために無線LANへの投資は今後も継続する」と、サンフランシスコジャイアンツでITインフラ分野を統括するビル・シュロー氏(バイスプレジデント兼CIO<最高情報責任者>)は話す。シュロー氏が無線LANに期待する理由とは何か。

サンフランシスコジャイアンツが「無線LAN」に懸ける理由

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