IOWNの正体に迫る【前編】

NTTが掲げるIOWN 今までのネットワークと何が違う?

NTTは新たなITインフラとしてIOWN構想を掲げている。データ消費量が世界各国で増加する中で、既存のネットワークの限界を超えるインフラを実現しようとしている。

 人生に確実なものはほとんどない。しかし「死」と「税金」、それから「データ消費量の増加」は未来に起きる確実なものとして挙げることができるだろう。

 データ消費量の増加には幾つかの要因がある。通信インフラの普及やデバイスのデータ処理性能の向上、近年では人工知能(AI)技術や大規模言語モデル(LLM)によってデータの需要が指数関数的に増加しているのだ。データ消費量が増加すると電力消費も増加する。

 既存のネットワーク技術をベースとした研究開発では、このようなデータとエネルギー需要の増加を満たすことができない。こうした課題を解決するため、NTTは光ベースの技術によるネットワーク構想「IOWN」を立ち上げた。

 IOWNとは何か。どのようなビジョンや構想を掲げているのか。

IOWNが掲げるビジョンとは 支える要素技術も紹介

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Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

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