仕事で“使える”生成AI【中編】
才能がなくても“センスがいい”音楽や画像を作れる「生成AI」はこれだ
生成AIは業務をはじめさまざまな場面で利用できる“便利ツール”となりつつある。プロンプトを入力するだけで、画像や音楽を生成できるAIツール10選を紹介する。
文章や画像を自動生成するAI(人工知能)技術「生成AI」の進化は目覚ましく、業務をはじめさまざまな場面で活用が期待されている。本稿は、生成AIツールの中でも画像や音楽の生成に役立つツール10選を紹介する。
画像生成AIツール4選
併せて読みたいお薦め記事
連載:仕事で“使える”生成AI
「ChatGPT」「Gemini」を比較する
1.GoogleとHugging Faceの「Craiyon」
Craiyon (旧称「DALL・E mini」)は、Googleと人工知能(AI)技術ベンダーHugging Faceの研究者が開発した画像生成AIツールだ。プロンプト(情報を生成するための指示や質問文)に応じて画像を生成する。Midjourneyの同名サービスやStability AIの「Stable Diffusion」、AIベンダーOpenAIの画像生成AIモデルを利用した「DALL・E」と比べて、画像の品質は劣るという声もある。
2.OpenAIの「DALL・E」
シンプルなテキストから画像を生成できるツールだ。オブジェクト(画像に存在する特定の物体や要素)を削除したり、画像の質感を変更したりして、画像をリアルな状態に編集できる。ランダムなドットパターンから画像を生成する拡散モデル(Diffusion Model)を使っている。OpenAIが提供するAIチャットbot「ChatGPT」と連携も可能だ。
3.Midjourneyの同名ツール
ボイスチャットサービス「Discord」かWebサイトでプロンプトを入力すると、画像を生成するツールだ。Midjourneyが出力した画像は、写真よりも絵画に似ているという声もある。
4.Stability AIの「Stable Diffusion」
プロンプトを基に写実的な画像を生成する。画像の中で欠けている部分を補完したり、不要なオブジェクトを削除したりすることが可能だ。Stability AIが運営するStable Diffusionの公式WebサイトDreamStudioやAI開発プラットフォーム「Hugging Face」などで使用できる。
音楽生成AIツール6選
1.Shutterstockの「Amper Music」
録音した音源から音楽を生成するツールだ。曲の長さやサビの位置を指定することで好みの曲を作ることができる。
2.音楽家2人が立ち上げたプロジェクトDadabotsの同名ツール
深層学習モデル「RNN」(Recurrent Neural Network:回帰型ニューラルネットワーク)を使用して音楽を生成している。Dadabotsは、同ツールで作成したさまざまなジャンルの音楽を動画共有ツール「YouTube」で24時間配信している。
3.Meta Platformsの「MusicGen」
説明文や音源サンプル、デバイスのマイクから直接録音した音声クリップから音楽を生成できる。Hugging Faceで利用可能だ。
4.Soundrawの同名ツール
曲の長さやサビの位置、楽器の種類などを指定して著作権フリーの音楽を生成できる。
5.Sunoの同名ツール
プロンプトに基づいて曲を生成する。AIアシスタント「Microsoft Copilot」のプラグインとしても利用できる。
6.Uncharted Labsの「Udio」
音楽のジャンルやボーカルの音、歌詞の他、プロンプトを入力して曲を生成する。曲の一部を編集できるオーディオインペインティングといった有料の機能もある。
次回は、ソースコードの生成に役立つAIツールを紹介する。
TechTarget.AIとは
TechTarget.AI編集部は生成AIなどのサービスを利用し、米国TechTargetの記事を翻訳して国内向けにお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
TechTarget.AI
TechTarget.AI編集部は生成AIなどのサービスを利用し、米国TechTargetの記事を翻訳して国内向けにお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[ファインディ株式会社] AI利用率だけでは説明できない成果 開発組織の競争力を生む「開発資本」とは? -
製品資料
[ニュータニックス・ジャパン合同会社] AI活用を成功へ導く、シンプルで費用対効果に優れたクラウド基盤とは? -
製品資料
[ニュータニックス・ジャパン合同会社] マネージドKubernetesには限界も――メリットをフル活用する新たな選択肢とは? -
技術文書・技術解説
[ニュータニックス・ジャパン合同会社] 決断の日が迫る「vSphere 8」サポート終了問題 考慮すべきリスクと選択肢は? -
製品資料
[サイバーソリューションズ株式会社] メール誤送信対策のルールが肥大化 苦しむ情シスはどうすれば救われるのか?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「アップグレードできないJava」をどう守る IBMとRed HatがAIで400件超修正
-
2
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
3
「恥を知るべきだ」 AIデータセンター反対運動を招いた事業者の秘密主義
-
4
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
5
パッチなしで「今すぐサーバを落とせ」 Kiteworks異例警告の波紋
-
6
私も“AIエージェント開発者”に? 裾野を広げる「Agent Bricks」とは
-
7
パスワードはなぜ死んだか 情シスが今すぐ始めるパスキー移行の現実解
-
8
Copilot導入で陥る“目的化”の落とし穴 定着の鍵は「作り込まない」こと
-
9
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
10
リモート入社時研修が労使双方に与える苦悩 大量退職を避けるには?
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
4
システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
8
Linux初心者でも知らないとまずい「RHEL」「SLES」の違いとは?
-
9
東大教授と考える、AI時代の「データ主権」「信頼性」「ガバナンス」の在り方
-
10
マンガで学ぶXDR/MDRのメリット、中小企業のセキュリティ強化になぜ有効か?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー