生成AIの業務活用が進み、さまざまなベンダーが生成AIツールを提供している。業務効率化を期待できる、文章作成で役立つ生成AIツール「12選」を紹介する。
文章や画像を自動生成するAI(人工知能)技術「生成AI」の業務活用が広がりを見せている。生成AIが生成できるコンテンツの種類は多岐にわたり、さまざまなベンダーが独自の生成AIツールを提供している。本稿では、そうした中でも文章作成で“使える”生成AIツール「12選」を紹介する。
既存のコンテンツの修正、記事のドラフトや引用リストの作成、SEO対策を施したコンテンツの作成を支援する。
ChatGPTは、説得力のあるコンテンツを生成したり、ソースコードの誤りを指摘したりすることができる。ただし事実と異なる情報を生成する「ハルシネーション」(幻覚)を引き起こす場合がある。
大規模言語モデル(LLM)「GPT-4」を基盤に開発した対話型コンテンツ生成ツールで、音声を使ったやりとりが可能だ。「Google Knowledge Graph」(Googleナレッジグラフ)と接続し、インターネットから最新情報を取得する機能を備える。SEOに強いコンテンツの作成にも適している。
Anthropicが開発した対話型AIツールだ。ビジネスチャットツール「Slack」と連携すれば、スレッドの要約や質問への回答にも使える。意見が対立しがちな質問にも答える。
クラウドサービス型のワードプロセッサで、共同編集が可能。テキストの生成や要約、ブレインストーミングを支援するAI機能を備えている。GoogleのAIアシスタント「Gemini」を組み込んでいる。
Googleの対話型AIツールだ。家にある食材を入力すればメニューのアイデアを出したり、複雑な科学の概念を子どもでも理解できるように説明したりすることもできる。テキスト以外に画像や音声などのデータも扱える。メールサービス「Gmail」をはじめとしたGoogleのサービスで利用できる。
マーケターがコピーライティングや長文の記事作成に使えるツールだ。80以上のアプリケーションを搭載し、SEOのキーワードを指定できる。サードパーティー製アプリケーションと連携し、自社の条件に合わせて学習させることも可能だ。
デザインツール「Canva」を提供するCanvaの文章生成AIツールだ。プロンプト(情報を生成するための指示や質問文)を入力すれば、文章の書き出しやアウトライン、コンテンツを生成する。文書作成ツール「Canva Docs」で使うことができ、ChatGPTとの連携も可能だ。
複数のLLMを利用する対話型の検索エンジンだ。独自のコンテンツを生成したり、生成した回答を裏付ける情報源を提示したりすることができる。エンドユーザーの関心に関連する情報を提供する機能「ディスカバー」も備える。
利用シーンやキーワードを指定して文章を作成できる。コンテンツ管理システム(CMS)「WordPress」用のプラグインを備えている。
法文書の作成支援ソフトウェアだ。契約条項の起案、契約における交渉点のリスト作成、契約内容の要約などが可能。文書作成ツール「Microsoft Word」のプラグイン機能も提供している。
リライト(テキストの書き換え)に特化したツールだ。情報源の参照も可能だ。
次回は、画像や作曲で使える生成AIツールを紹介する。
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