ERP移行の“失敗”から学ぶ

自治体がOracleに委ねた“変われない業務”の代償

英国バーミンガム市議会は、2023年9月に財政破綻を宣言した。これには、OracleのクラウドERPへの移行失敗が大きく影響しているという。ERPの導入から本番稼働までの意思決定プロセスで何が起こったのか。

 英国のバーミンガム市議会は、1999年から使用してきたSAPのERP(統合業務システム)をOracleのクラウドERPに移行した。その結果、業務改善につながるどころか、移行には想定以上の予算とコストが発生し、2023年9月には同市が財政破綻を宣言する事態となった。

 2025年3月現在も影響は続いており、関連する委員会では、本番稼働に適さない状態のままOracleのクラウドERPの本番稼働を決定した背景について、市議会議員から質問が投げかけられた。

財政破綻を招いたERP移行 意思決定の中身とは

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Cliff Saran
Cliff Saran

最先端の研究開発からシステム管理の課題、レガシーシステムの保守・運用まで、幅広い分野で記事を執筆。ブログ「Cliff Saran’s Enterprise blog」を更新し、激変するIT市場を独自の視点で分析している。

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