AIインフラの最新動向を探る【前編】

GPU不足は“あの技術”で解消する? AIインフラの4大疑問に答える

2024年は、生成AIの本格的な普及が進んだ一年となった。一方で、その基盤となるAIインフラの構築や運用においては、さまざまな課題が浮き彫りになっている。本稿は、AIインフラ市場の動向を整理する。

 2024年は生成AI(AI:人工知能)が急速に普及し、「GPU(グラフィックス処理ユニット)バブル」と呼ばれるほどサーバ需要が急増しました。同年9月には、実業家イーロン・マスク氏がAI向けデータセンター「Colossus」(コロッサス)を構築したというニュースが報じられました。Colossusは35万基のGPUを搭載したサーバ群を採用しており、その突出した規模が大きな話題となりました。

 GPU需要の高まりは2025年も続いていますが、供給が追い付かないのが現実です。GPUはNVIDIAが依然として圧倒的なシェアを占め、品薄状態が解消される兆しは見えていません。一方で、企業が直面している課題はGPU不足だけではありません。本稿は、AIインフラを取り巻く課題を4つ取り上げて、その現状と展望を解説します。

1.「GPU不足」の行方を左右する技術とは?

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