クラウドサービス選びの第一歩

「シングルテナント」と「マルチテナント」の違いは? そもそもテナントとは?

クラウドサービスを利用する際の選定基準の一つになるのが、「シングルテナント」と「マルチテナント」の違いだ。テナントの形態をどう選べばいいのか。それぞれのメリットと注意点を押さえておこう。

 インターネットを通じてアプリケーションを利用するSaaS(Software as a Service)などのクラウドサービスでは、「マルチテナント」と「シングルテナント」という2つの提供方式がある。その違いを理解することで、自社に合ったクラウドサービス選びがしやすくなる。

 クラウドサービスを利用する企業には、アプリケーションの動作環境が割り当てられる。その動作環境を「インスタンス」と呼ぶ。シングルテナントは、アプリケーションのインスタンスを1つのユーザー企業に提供する形態であり、SaaSで広く採用されている。ここで言うテナントとは、インスタンスの利用単位を指す。

 シングルテナントの一般的な特徴として、インスタンスに対するユーザー企業の関与度や、制御の自由度が高いことが挙げられる。テナント同士は互いに独立しており、テナントを共有する場合にありがちな制約はない。こうしたシングルテナントとマルチテナントの違いは、クラウドサービスを選ぶ際の重要なポイントの一つになる。

シングルテナントの利点と注意点

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