顧客と従業員の情報を狙う巧妙な攻撃

“224万人流出”の衝撃 米スーパーを襲った「ランサムウェア」の深刻な現実

米国の大手スーパーマーケットチェーンを狙ったランサムウェア攻撃により、従業員と顧客を含む224万人の個人情報が流出した。攻撃の手口と被害の実態を詳しく見ていく。

 IT担当者にとって、自社のシステムが攻撃を受け、大量の個人情報が流出する事態ほど恐ろしいものはない。特に小売業界では、顧客と従業員の両方の機密情報を保護する責任があり、一度の攻撃で企業の信頼を根底から揺るがすリスクを常に抱えている。

 2024年11月、ベルギーとオランダに本拠を置く大手スーパーマーケット運営会社Ahold Delhaizeが、まさにその悪夢を体験することになった。同社の米国事業が受けたランサムウェア攻撃は、224万人という膨大な数の個人情報流出をもたらした。今回の事例から、企業は何を学び、どう対策すべきなのか。

米大手スーパーを襲った深刻な被害

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この記事の著者

Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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