オンプレミス回帰に新たな潮流【第1回】

「オンプレミス回帰」「脱クラウド」を招いた“米国離れ”の衝撃

かつてはクラウドが企業ITの未来を変えると信じられる傾向もあったが、その潮目が変わりつつある。米国クラウドへの依存を減らし、オンプレミスや自社運用への回帰を検討する動きが広がっている。

 Amazon Web Servicesが2006年にクラウドサービス群の提供を開始し、その後Microsoftの「Microsoft Azure」や、Googleの「Google Cloud」といったクラウドサービス群も登場した。扱いにくいレガシーITシステムに代わり、アジリティー(俊敏性)とコスト効率に優れた“理想郷”が誕生したと、IT業界関係者やユーザー企業の多くが期待した。

 しかし今、潮目が変わりつつある。クラウドサービスからオンプレミスへの回帰(脱クラウド)、特に米国クラウドサービスからの脱却の動きが各地で起きている。背景に何があるのか。

オンプレミス回帰を加速させた“米国クラウド依存”の問題

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