新たな境界は「アイデンティティー」【後編】

社員もクラウドもAIも侵入口に……「ID境界」の“7大リスク”と守り方

企業が自社の重要な資産を守る上で、重要な境界はネットワークではなく「アイデンティティー」(ID)になりつつある。経営の視点からもIDセキュリティを優先すべき理由と、そのために必要な具体策を整理する。

 企業が自社の重要な資産を守る上で、もはやネットワークの境界を防御しているだけでは十分ではない。取引先や従業員、さらにはIoT(モノのインターネット)機器やAI(人工知能)エージェントまで、あらゆる「アイデンティティー」(ID)が企業の資産にアクセスするための入り口となる。

 IDセキュリティの欠如は経営リスクにも直結し得る重大な問題を引き起こす可能性があるので、企業のIT部門だけではなく経営層までを含めて、自社における脆弱(ぜいじゃく)性の有無と対策の方法を押さえておくことが欠かせない。

企業が認識すべきIDセキュリティの主要リスク

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