オンプレミス回帰に新たな潮流【第3回】

「脱クラウド」「オンプレミス回帰」がブームではなく“戦略”として広がる理由

クラウドからオンプレミスへの回帰を模索する動きが静かに広がっている。性能やセキュリティ以外にもさまざまな要因から、企業はより適切で現実的なインフラの選択肢を求めている。

 Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft、Googleなどのクラウドサービスが台頭して以来、「クラウドこそが次世代ITの理想」とされる風潮が続いてきたが、その理想は揺らいでいる。クラウドベンダーに依存することのリスクや、コストといったさまざまな理由から、一部ではオンプレミスに回帰(脱クラウド)する動きが起きているのだ。

 実際に脱クラウドを成功させた例をまとめた第2回「DropboxやXはなぜ『脱クラウド』『オンプレミス回帰』に踏み切ったのか?」に続き、本稿は企業のITインフラのより本質的な部分を見直す理由から、脱クラウドが誘発されている動向を解説する。

「脱クラウド」は表層的な動きに過ぎない?

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