プロンプトインジェクションから得られた教訓

Amazon Q攻撃で「守りの緩さ」が露呈 “悪意のプロンプト”にどう備えるか

AIアシスタントサービス「Amazon Q」で発生したプロンプトインジェクション攻撃は、生成AIを業務で活用する際のリスクを浮き彫りにした。専門家は「AIが既存のセキュリティリスクを増幅する典型例」と分析する。

 AI(人工知能)技術を使ったツールに起因するセキュリティ事故が相次いでいる。「AIを導入した結果、想定外のリスクにさらされた」「開発環境で不審な挙動が発生した」といった報告は、AI活用を進める組織にとって看過できない状況だ。

 2025年7月に発生した、Amazon Web Services(AWS)のAIアシスタントサービス「Amazon Q」への攻撃は、その一例となった。攻撃者はリポジトリに悪意あるプロンプト(生成AIへの指示)を挿入。自律的に動作するプログラムであるAIエージェントに対して「システムをほぼ初期化し、クラウドリソースを削除せよ」と命じようとした。

“悪意あるプロンプト”を組み合わせた攻撃の実態

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