AIに欠かせないSSD【前編】

HDDでAIはもう動かない? “100TB超えSSD”が必要になる理由

AI技術が普及するにつれてデータ量は爆発的に増加しており、企業はそのデータを効率的に扱う方法を求めている。従来のHDDでは対処し切れないこの問題に、NAND型フラッシュメモリベンダーはどう立ち向かうのか。

 今日の人工知能(AI)関連の技術は、あらゆるものが大規模化している。AIモデルの学習データを格納するSSDも例外ではない。2024年を通じてキオクシア、Micron Technology、Samsung Electronics、SK hynixといったNAND型フラッシュメモリベンダー、Western Digital(2025年2月にフラッシュメモリ事業をSandiskに分社化)が、SSD製品の大容量化を加速させた。

 これほど大容量のSSDが求められる理由は、データの転送路容量(帯域幅)にあるわけではない。AIモデルが扱う巨大なデータセットを格納できる容量と、HDDをはるかに上回る応答速度(レイテンシ)が重要視されているのだ。

なぜAIブームで「大容量SSD」が盛り上がるのか

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Jim Handy
Jim Handy

エレクトロニクス業界で30年以上の経験を持つ、半導体とSSDのアナリスト。うち14年間は、IT分野の調査を手掛けるDataquest(1995年に調査会社Gartnerが買収)、半導体市場の調査を実施するSemico Researchでアナリストとして勤務。Intel、National Semiconductor、Infineonなどの半導体メーカーでマーケティングと設計を担当した経歴もある。

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