セキュリティはID管理の時代へ【後編】

そのAIエージェントは“本人”か? 「AIのためのID」が必要になる未来

人に代わってタスクをこなす「AIエージェント」が普及すると、人やデバイスだけではなくAIエージェントにもIDが必要になるという見方がある。AI技術を安全に使うための、次世代セキュリティの考え方とは。

 クラウドサービスやテレワークの普及によって、ネットワーク境界を重点的に保護する従来の「境界型防御」は意味を成さなくなった。サイバーセキュリティの主戦場は、個々のエンドユーザーやデバイスが「何者であるか」を証明する「ID」に移っている。特に、AI(人工知能)モデルが判断して自律的にタスクを遂行する「AIエージェント」を安全に扱うためには、ID管理が欠かせないという。IDセキュリティベンダーのCEO、アンドレ・デュランド氏へのインタビューから、来るべきAI時代に求められるセキュリティの未来像を探る。

“信頼前提”の構造が弱点になる

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