ストレージの無駄遣いを防ぐ5つの戦略【前編】

そのクラウド移行は正解か? ストレージ効率を“劇的”に変える「階層化戦略」

ストレージにかかる費用を削減しつつ性能も維持するのは至難の業だ。安易なクラウド移行は予期しない費用増加を招く恐れがあり、オンプレミス回帰も進んでいる。システムが複雑化する中、データをどこに置くべきか。

 増大し続けるデータを扱う中、ストレージシステムを効率的に稼働させることは重要な課題だが、その実現は容易ではない。今日、企業のデータはオンプレミスストレージとクラウドサービスの両方に存在しており、データの発生場所近くに配置された「エッジデバイス」でデータを管理するケースもある。ストレージの種類も、HDDやSSD、ブロックストレージ、オブジェクトストレージ、テープストレージなどさまざまだ。

 ストレージの種類が混在し、データ量が増え続ける状況は、効率的なストレージシステムの維持を困難にする。同時に、容量効率と読み書き速度のバランス調整も求められるが、この2つは総じて相反する関係にある。データ圧縮や重複排除といった効率を高める技術は、ストレージの種類やデータ量によっては読み書き速度に悪影響を及ぼす可能性がある。

 企業が複雑化するインフラで、ストレージの性能とセキュリティを考慮しながら、ストレージを効率的に使うためのヒントを紹介する。

1.現状の棚卸しと戦略の立案

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Robert Sheldon
Robert Sheldon

テクニカルコンサルタントを務め、フリーランスのテクノロジーライターとしても活動している。「Windows」やデータベース、ビジネスインテリジェンス(BI)を主なテーマとして、書籍や記事、研修教材の豊富な執筆経験を持つ。

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