更新頻度、拡張機能、管理基盤を徹底比較

Chrome vs. Edge “9割同じ”が生む「セキュリティの死角」と代償

Webブラウザは今や「業務OS」だ。「Google Chrome」「Microsoft Edge」は共に同じエンジンを積むが、選択を誤れば脆弱性対応の遅れや管理の複雑化を招く。4つの決定的な違いを解説する。

 企業ITにおいて、Webブラウザは単なる閲覧ソフトではなく、業務アプリケーションとデータを扱う「業務OS」へと進化した。現在、市場で高いシェアを持つ「Google Chrome」(以下、Chrome)と「Microsoft Edge」(以下、Edge)は、共に「Chromium」を心臓部に採用しており、表面的な操作性や互換性に大差はない。

 だが、情シスがこの類似性に油断し、漫然とブラウザを選定・放置するのは危険だ。共通基盤ゆえに同時多発的に発生する脆弱(ぜいじゃく)性に対し、修正パッチが適用されるまでの「タイムラグ」や、無秩序に増殖する「拡張機能」の管理手法には、両者の設計思想の違いが色濃く反映されているからだ。

 本稿は、TechTargetジャパンやComputer Weeklyの記事から、機能の優劣ではなく、企業のセキュリティ強度と管理コストを左右する4つの視点で両者の決定的な違いを解剖する。

「似ているからどっちでもいい」は危険な勘違い

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