Chromeユーザーが「Microsoft Edge」に乗り換える簡単な方法「Microsoft Edge」は魅力的なのか【後編】

Google系の技術を活用した改善が、普及の起爆剤になったWebブラウザ「Microsoft Edge」。その利用に当たって知っておきたいOSの条件と、「Chrome」からの移行方法を紹介する。

2023年03月29日 05時00分 公開
[Gary OlsenTechTarget]

 Microsoftは2020年に、Googleが開発を主導するオープンソースソフトウェア(OSS)のWebブラウザ「Chromium」の技術をベースにWebブラウザ「Microsoft Edge」(以下、Edge)を再構築し、魅力度を高めた。Edgeを利用するに当たって、知っておくべきこととは何か。

「Chrome」から乗り換える簡単な方法はこれだ

 Microsoftは2021年4月、EdgeをOS「Windows」インストール時の「既定のアプリケーション」として設定した。システム管理者は追加の操作なしで、OSを更新すれば企業内の各デバイスにEdgeをインストールできる。

 古いバージョンのWindowsを使用している企業は、「Windows 7」「Windows 8」「Windows 8.1」向けEdgeをインストールすることが可能だ。手動でインストールする場合、インポート元のWebブラウザにGoogleのWebブラウザ「Chrome」を指定すれば、Chromeが保管するブックマークやパスワードなどのデータをインポートできる。Edgeの「設定」「プロファイル」「同期」の順に選択すると、複数デバイスでEdgeの同期を細かく制御することが可能だ。

 MicrosoftがChromiumの技術でレンダリング(描画)エンジンを改善したことをきっかけにして、Edgeは世界中に広がった。Edgeはさまざまな便利機能を備える他、さまざまな主要OSで動作する。そのため企業にとって魅力的なWebブラウザの一つになったと言える。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news067.jpg

「単なるスポーツ広告ではない」 Nikeの27年ぶりスーパーボウルCMは何がすごかった?
Nikeが27年ぶりにスーパーボウルCMに復帰し、注目を集めた。

news082.png

Z世代と上の世代で利用率の差が大きいSNSトップ3 1位「TikTok」、2位「Instagram」、3位は?
サイバーエージェント次世代生活研究所が実施した「2024年Z世代SNS利用率調査」の結果が...

news187.jpg

主戦場は「テレビ画面」へ YouTube20周年でCEOが公開書簡
20周年を迎えるYouTubeが、クリエイターとユーザーの双方にとってより魅力的で革新的なプ...