約2割の企業で「退職者」がアクセス可能

そのSaaS代、誰の分ですか? 管理者を震え上がらせる「幽霊アカウント」の実態

全社単位や部門単位で導入が進むSaaSが、IT管理者の首を絞めている。調査で見えたのは、退職者のIDが放置され、利用料金が発生し続ける「管理不全」状態だ。SaaS管理を複雑化させる多様な要因と、その危険性を探る。

 Software as a Service(SaaS)の導入によって事業部門が生産性向上に取り組む傍ら、情報システム部門は「見えないコスト」「セキュリティリスク」といった複数の問題に苦しんでいる。部署単位での契約など手軽に導入しやすいメリットが仇となり、情報システム部門が把握し切れない「シャドーIT」を生んでいるのだ。

 ソニービズネットワークスが2025年9月、従業員数100~500人の中小企業に勤務するIT資産管理およびセキュリティ管理担当者109人を対象に実施した調査は、多くのIT担当者が感じながらも直視できていなかった“不都合な真実”を突き付けた。SaaS管理の現場では今、何が起きているのか。

退職者の「幽霊アカウント」が招くリスク

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