従業員の心理を突き、防衛を習慣化させる手法

「セキュリティ研修」という名の脆弱性 SATを楽しくして防御力を高めるには

年1回の形式的なセキュリティ研修では、巧妙化する攻撃から企業を守れない。「義務だから受ける」だけの従業員を、いかにして「自ら守る盾」に変えられるのか。

 企業のセキュリティにおいて、人間は防御の要にもなり、脆弱(ぜいじゃく)性にもなり得る。データ漏えいに人間の心理が関与している場合もある。不注意によるミスやソーシャルエンジニアリングによる認証情報の窃取――。技術的な防御策が進化する一方で、攻撃者はそれらを回避するために人間の心理を執拗(しつよう)に突き続けている。

 IT部門のリーダーにとって、人的リスクを減らすための戦略構築は重要な取り組みだ。しかし、企業におけるセキュリティ意識向上トレーニング(SAT)が形骸化している企業もある。従業員の心をつかみ、学習効果を高められるSATを実現するには、どうすればいいのか。本稿は、「義務だから受けた」で終わらない、「充実したSAT」の構築手法を考察する。

SATを楽しくするこつを具体的に紹介

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