Windows 11移行期に陥る「調達の限界」

PCも情シスも足りない ないものだらけの企業がWindows 11移行を乗り切るには

Windows 10のサポートが終了した。一方2026年は、メモリ価格の高騰と需要集中で法人向けPCを調達しにくい状態だ。予算不足を突破し、経営層を納得させる“一斉更新に頼らない”新戦略とは。

 「Windows 10のサポートが終わっているのは分かっているが、まだ使えないか?」「見積もりを取ったら想定より高額だった」「PCの台数は確保できそうだがキッティングや管理を担う人員が足りない」「とりあえず今年は延命で様子を見よう」――。

 これらの会話は、特定の企業だけに見られる特殊な状況ではない。Windows 10のサポートが終了した結果、このような言葉を耳にしたIT部門の従業員はいるはずだ。Windows 11への移行が必要であることは、もはや誰の目にも明らかだ。しかし、いざ具体的な調達計画を立てようとすると、予算や人手といった現実的な制約が立ちはだかり、判断が先送りされてしまう企業もある。

 現場からは、現状のPCに対する不満が寄せられる。一方経営層からは、コスト抑制や予算削減の圧力がかかる。その板挟みの中で、現実的な落としどころとして選ばれがちなのが、「延命」という判断だ。

 重要なのは、2026年のPC調達が単なる買い替えの問題ではなく、価格、供給、人員という複数の制約が同時に発生するという構造的問題になっていることだ。従来通りの進め方を前提にしていると、判断も運用も気付かないうちに限界を迎える可能性がある。

なぜ2026年にPC調達が一気に難しくなるのか

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