企業を襲う“はしご外し”の代償

「AIバブル」はドットコムバブルと同じ末路? 教訓から読み解く生存戦略

「AIを導入せよ」と迫る経営層。しかし、乱立するAIベンダーが突然倒産すれば、業務は停止し、IT部門は責任を問われる。ドットコムバブル崩壊の歴史から、迫り来る“はしご外し”のリスクと見極め方を読み解く。

 あらゆるサービスに「AI」(人工知能)の文字が躍り、新興のAIベンダーが次々に登場している。この“狂乱”は、かつての「ドットコムバブル」(ITバブル)に似ているという声がある。

 2026年のスーパーボウル(注)中継は、ドットコムバブル時代とよく似た様相を呈していた。ドットコムバブルが最高潮に達していた2000年のスーパーボウルでは、新興企業14社が大量のテレビCMを放送した。このうち、2026年時点でも当時のサービス名や形態を保って存続しているのは、AutoTrader.com、Monster.com、WebMDのわずか3ブランドだけだ。2026年のスーパーボウルでは、AI技術を扱う企業約10社がテレビCMを放映した。

※注:米国プロアメリカンフットボールリーグの優勝決定戦。米国でトップクラスの視聴率を誇り、高額なCM枠を持つ。

 AIバブルも、ドットコムバブルと同じように崩壊への道を歩むのだろうか。もし自社が導入し、業務プロセスに深く組み込んだAIツールが、ある日突然ベンダーの倒産によってサービス終了になったら、現場は混乱し、IT部門は重い説明責任を負うことになる。そうした事態を避けるために、両者の違いを学ぼう。

迫る「AIバブル崩壊」にIT部門はどう備えるべきか

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