ERP成功率はわずか1割 導入失敗を招く「カスタマイズ20%の壁」とは

ERP導入を「成功」と捉える日本企業はわずか1割にとどまる。ガートナーは、カスタマイズ率が20%を超えると納期・予算の超過リスクが急増すると指摘。過度なカスタマイズがプロジェクトに及ぼす負の影響とは?

 「うちの業務は特殊だから、標準機能では回らない」――。ERP刷新の現場で繰り返されるこの主張が、皮肉にもプロジェクトを失敗へと追い込んでいる。ガートナーの調査によると、日本企業でERP導入を成功と評価しているのはわずか1割。多くの企業が、独自仕様という名の「重荷」に苦しんでいるのが実態だ。

 同社は、持続的な業務変革を実現するための目安として、カスタマイズ率を「20%未満」に抑えるべきだという明確な指針を打ち出した。なぜ20%がデッドラインなのか。そして、生成AIなどの最新技術を即座に取り入れられる「戦える情シス」へと進化するために、今すぐ捨てるべきマインドセットとは何か。その具体的な処方箋を解説する。

カスタマイズ20%以上でなぜ失敗なのか

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