元テックリードが明かす

Twitterがモバイルアプリ改善で無視した「無駄な指標」、重視した「真の指標」

モバイルアプリケーションの性能悪化は利用者の不満を高め、離脱を引き起こす。既存の監視手法では改善効果を証明できず、膨大な検証作業に忙殺されていたTwitterは、この“限界”をどう突破したのか。

 企業とエンドユーザーのデジタル接点の中心がモバイルデバイスに移行する中、アプリケーションの品質は事業の成否を分ける。2015年当時、短文投稿サービス「Twitter」(現「X」)は、低スペックデバイスや低速通信の条件下で利用する層の開拓を目指していた。しかし開発現場には、アプリケーションが強制終了するクラッシュ以外の詳細な性能指標が存在しないという課題があった。

 そこで開発チームは、バックエンド向けの構造化ログシステムを流用し、遅延などの基本数値を計測し始めた。この取り組みによって初期の改善は収益拡大につながったが、解決しやすい課題が片付くと、状況が変わる。基本的な数値だけでは小さな変更の成果をデータで証明できなくなり、検証作業に膨大な時間を要するようになったのだ。

 この壁を突破するため、開発チームは大きな方針転換を迫られた。彼らが構築した独自のデータ収集システムと、パフォーマンスの概念を覆す「ゴールデンメトリクス」の正体とはどのようなものか。元Twitter社のAndroidパフォーマンス部門テックリードの体験談を紹介する。

独自指標を構築して“無駄な検証”から脱却

印刷する
SNSでシェア

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー