生々しいAI活用事例

2030年、AIは「ツール」から「ビジネスモデル」へ IBM Thinkで語られた情シス変革の核心

2030年までにAIは単なる支援ツールではなく、ビジネスモデルそのものへと進化する。IBMが示したこの野心的な構想を実現する鍵は、技術導入ではなく「プロセスの再設計」と「人の役割の高度化」にある。

 米IBMが5月4~7日(米国時間)にかけてボストンで開催した年次イベント「IBM Think 2026」では、規制の厳しい業界のリーダーたちが、AIを中心とした「未来の働き方」のビジョンを語った。

 大方の予測では、2030年までにAIはビジネスモデルを補完するものではなく、ビジネスモデルそのものになる。IBMが2000人以上の経営幹部を対象に実施した調査によると、79%の幹部が「2030年までにAIが収益に大きく貢献する」と回答した。一方で、その収益が具体的にどこから生まれるかを明確に把握できているのは、わずか24%にとどまった。

 IBMの顧客である各企業の共通認識は、AIをビジネスの中核に据えるには、プロセスの再構築と従業員の納得感(バイイン)の醸成という、地道な準備作業が必要だということだ。

AI変革には「人間中心」の設計が必要

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