形骸化したルールが開発を阻害

「自由な開発」は危険? 開発チームとセキュリティチームの摩擦が招く脆弱性

コンテナ技術は開発を迅速化させるが、管理されないイメージの乱立というリスクも生み出している。対策を強化したいセキュリティチームが障壁にならず、開発の自由を守るためのアプローチとは。

 コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」などのコンテナ技術の普及によって、開発者は必要なソフトウェアや好みのツールを組み込んだコンテナを素早く構築し、自由にデプロイできるようになった。しかし、この自由度の高さが新たな課題を生み出している。ベースイメージやソフトウェアのバージョンが管理されずに乱立することで、古いソフトウェアや肥大化したコンテナに起因する脆弱(ぜいじゃく)性が生まれやすくなっているのだ。

 開発の自由度を維持しつつ、セキュリティを確保するための方法として、開発の初期段階からセキュリティ対策を組み込む「シフトレフト」のアプローチがある。一方で、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインに組み込んだセキュリティチェックツールが過剰に反応し、開発プロセスを阻害することで、開発チームとセキュリティチームの間に摩擦が生じるケースが後を絶たない。

 コンテナ時代のセキュリティ問題に最前線で直面してきた専門家たちは、どのような手法でこの対立を乗り越えているのか。

摩擦を生む「チェックボックス型」のセキュリティ

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