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サイバー攻撃の損失額を定量的に計算するFAIRモデルとは?

サイバー攻撃の脅威は高まる一方、企業では予算や人員の配分が課題となっている。こうした中、注目されるのがサイバーリスクを定量的に評価する手法だ。その仕組みと、分析に必要なデータの収集方法を解説する。

 サイバー攻撃の脅威が高まる中、CISO(最高情報セキュリティ責任者)や情報システム部門は「限られた予算や人員をどのリスク対策に優先的に投資すべきか」という課題に直面している。しかし実際には、「重大なリスクはどれなのか」を客観的に比較できていない企業も少なくない。

 こうした状況で注目されているのが、サイバーリスクを金額で評価する「サイバーリスク定量化」(Cyber Risk Quantification:CRQ)だ。中でも広く利用されている手法が「FAIR」(Factor Analysis of Information Risk)モデルである。本稿では、FAIRモデルを活用したリスク定量化の考え方と、分析に必要なデータの収集方法を解説する。

FAIRモデルを用いた分析の基本的な流れを整理

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