ランサムウェア対策と低コスト運用を両立

1巻40TB、電源いらず、量子も防ぐ テープストレージ「LTO-10」が反則級に進化

生成AIの普及やデータ活用の高度化を背景に、企業が保管するデータ量は急増している。長期保管コストやランサムウェア対策への関心が高まる中、LTO-10の登場を機にテープストレージが再評価されている。

 生成AIの普及やデータ活用の高度化によって、企業が保管しなければならないデータ量は急速に増加している。同時に、ランサムウェア攻撃の高度化や法規制対応による長期保管ニーズも拡大しており、企業は「増え続けるコールドデータ(利用頻度の低いデータ)をどこに保存するべきか」という課題に直面している。

 近年はクラウドストレージが主流となっているが、長期間にわたる保管コストやエネルギー消費、サイバー攻撃への対策を考えると、必ずしも万能ではない。そうした中で再び注目を集めているのが、テープストレージだ。

 かつては「古い技術」と見なされていたテープだが、最新規格であるLTO(リニアテープオープン)第10世代(LTO-10)の登場によって、その位置付けは大きく変わりつつある。本稿では、企業のバックアップ/アーカイブ戦略においてテープが再評価されている理由を整理する。

テープストレージがAI時代に再評価される理由

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