全権限を握る「CI/CD」を守れ

“ソフトウェア部品表”があれば本当に安全? 現場にはびこる「誤った安心感」

ソフトウェアの構成を可視化するSBOM(ソフトウェア部品表)があるだけで安全だと思い込むのは早計だ。検証を伴わないSBOMは、かえって危険な状態を招く。開発現場の安全を確保する3つの防衛策とは。

 現代のソフトウェア開発において、ソフトウェアの供給網を狙うサプライチェーン攻撃や、パッチ(修正プログラム)が提供される前の「ゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性」への対処は、避けて通れない課題だ。社内開発インフラの構築・運用を担う部門に「次の攻撃やゼロデイ脆弱性への備えは十分か」と尋ねると、開発現場から悲観的な声が上がるのが実情だ。

 欧米の法規制や政府調達の要件を皮切りに、ソフトウェアの構成要素を可視化する一覧表「SBOM」(ソフトウェア部品表)の提出をベンダーに義務付ける動きが強まっている。しかし、単にリストを作成するだけでは不十分だ。その構成要素が改ざんされていない正しいものであると証明する「アテステーション」(検証)の仕組みがなければ、ソフトウェアを利用する顧客や管理者に対し、かえって誤った安心感を与えてしまう危険性がある。

 このような状況下で、開発効率の向上と安全なインフラの提供を両立する「プラットフォームエンジニアリング」が台頭している。本稿は、プラットフォームエンジニアが実践すべきゼロデイ脆弱性への「3つの防衛策」を紹介する。

ゼロデイ攻撃から開発現場を守るには

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