データのサイロ化が生む情報格差の解消

半年かかるデータ連携を“1カ月半”に短縮 古河電工が「Denodo」で得た効果

部門ごとのシステム分断によるデータのサイロ化に直面していた古河電気工業は、「Denodo Platform」によってデータ一元化を実現した。物理的な集約では得られなかった、仮想化技術によるデータ連携の効果とは。

 企業が蓄積してきたデータがDX(デジタルトランスフォーメーション)の障壁になるケースは珍しくない。古河電気工業では、各部門が独自のシステムを運用してきた結果、深刻なデータのサイロ化が生じていた。必要なデータの所在が分からず、経営層への速報値の提出が遅れ、ビジネスの動きとの間にギャップが生じるといった課題が浮き彫りになっていたのだ。

 これらの課題を解決するために物理的なデータ集約を検討したが、膨大な時間と労力が伴うため限界を感じていた。そこで白羽の矢が立ったのが、仮想化技術を用いたデータ連携システムだ。

 本システムの導入によって、古河電気工業は関係会社の統廃合に伴う72種類のデータ提供をわずか1カ月半で完了させた。物理的な集約と比較して、実質的に工数を約8分の1へと削減したことになる。ビューの開発依頼からデータ提供までの時間も、以前の3カ月程度から、最短30分で完了する体制が整った。

 劇的なスピードと工数削減を実現した裏側には、どのような仮想化技術があったのか。

物理的なデータ移動で生じる遅延を解消

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