情シスが注目したい6つの改革

ゲーム販売の分断を防ぐ カプコンが生成AI導入の前にデータ基盤を刷新した理由

クラウド移行の目的を、処理性能や拡張性の向上だけに置くと、情シスの運用負荷は残り続ける。カプコンはサーバ運用、データ連携、障害復旧まで見直した。仕事を本当に減らす移行には何が必要なのか。

 データ分析基盤をクラウドへ移行すれば、処理速度や拡張性は向上する。しかし、情報システム部門(情シス)にとって重要なのは、単に新しい製品へ置き換えることではない。サーバ運用や障害対応、データ連携、利用部門からの仕様変更といった日々の負担を、基盤全体の再設計によってどこまで減らせるかが問われる。

 カプコンは、社内サーバ上で稼働していたデータ分析基盤をAIデータプラットフォーム「Snowflake」へ移行し、オンプレミス版とクラウド版が併存していたBI(ビジネスインテリジェンス)基盤を「Tableau Cloud」に統合した。

 その結果、レポート作成時間を約80%削減し、障害発生時のデータ復旧時間を最大約8時間から約2時間へ短縮した。企業の情シスが、カプコンの取り組みから注目したい6つのポイントを基に紹介する。

生成AI導入の前にデータ基盤を刷新した理由

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