組織をプロアクティブな姿勢に変革

アラート47%削減 オープンハウスが捨てた「全部メール通知」の監視体制

昼夜を問わず届く大量のアラートメール。重要度の低い通知に忙殺され、致命的なインシデントへの着手が遅れるリスクを、オープンハウスグループはどのようにして脱却し、プロアクティブな対処体制を築いたのか。

 システムを止められない一方で、監視ツールから発せられる無数のアラートに情報システム担当者は疲弊している。特に問題になるのが、全てのアラートを一律にメールで受け取る運用体制だ。サーバの停止といった緊急対処を要するものから、夜間の一時的なネットワーク瞬断まで、重要度が異なるあらゆる通知が同じメールボックスに混在してしまう。結果として、大量の通知から重要なものを瞬時に見極めることが困難になり、優先すべき重大障害への初動に遅れが生じる潜在的なリスクを抱えることになる。担当者の個人のスキルや経験に依存した属人的な運用が続けば、本来機能すべき「異常に気付くための仕組み」そのものが形骸化してしまう。

 不動産業界で多角的に事業を展開するオープンハウスグループも、かつてはこの課題に直面していた 。全国20数拠点に配置された約300台のサーバを横断的に運用する同社の情報システム部は、過剰な通知による現場の疲弊と、重要なアラートを見落としかねないメール運用の限界をいかにして払拭したのか。大量の通知ノイズを削減し、組織をプロアクティブな姿勢に変革させた意思決定のプロセスに迫る。

形骸化する「異常に気付く仕組み」からの脱却

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