「何でもできるエンジニア」ではない

Palantir出身者が明かす「FDE」の正体 情シスが押さえる任せ方と選定

AIエージェント開発企業Sierraのナタリー・ミューラー氏は、生成AIを顧客の業務に定着させる「FDE」の役割や貢献の仕方について解説した。情シスがFDEを利用する場合はどうすればいいのか。

 生成AIやAIエージェントの導入を検討しても、実証実験から先に進めない企業は少なくない。モデルや製品の性能に問題がなくても、社内データを接続できない、既存システムと連携できない、現場の業務に合わないといった壁に直面するためだ。

 こうした技術と業務の間にある問題を、顧客の現場に入り込んで解決する役割として注目されているのが「Forward Deployed Engineer」(FDE)だ。

 AIエージェント開発企業SierraでAgent Engineering部門の責任者を務めるナタリー・ミューラー氏は、「FDEには統一された明確な定義がない」と説明する。同氏はデータ分析ソフトウェアを提供するPalantirでインフラエンジニアやFDEとして、法執行機関や防衛分野の顧客を支援した経験を持つ。

 FDEは、一般的なエンジニアと何が違うのか。FDEの採用や配置に当たってベンダーと契約を進める立場である情報システム(情シス)部門は、FDEにどのような業務を任せればよいのか。

FDEに任せられる業務とは

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