「内製」と「外注」で二極化

DX導入企業の3割超がむしろ「負担増」 9割が陥る“内製化のわな”

業務効率化を目指してDXツールを導入しても、逆に現場の負荷を生み出している実態が明らかになった。なぜDX化が業務の効率化を促進せず、むしろ現場の首を絞める結果になるのか。

 企業が生産性向上を目指してデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する一方で、現場の業務効率化を目的としたはずのシステム導入が、逆に新たな業務負荷を生み出している実態が浮き彫りになった。

 コンサルティング企業のゴウリカは2026年1月下旬、従業員数1000人以上の日本の大企業に勤務するビジネスパーソン1020人を対象に、「日本の大企業のDX・AI活用実態調査」を実施した。同調査によると、全体の6割以上の企業が過去3年以内にAIツールやRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールなどのDXツールを導入している。しかし、導入した企業において業務負担が「減少した」と回答した割合よりも、「増加した」と回答した割合が上回るという逆転現象が起きている。現場では効率化の恩恵を実感する前に、運用に関する新たな課題に直面しているのだ。

 なぜ、DXツールの導入が現場の負担を増やしてしまうのか。そこには日本企業に特有の構造的な問題が潜んでいた。

効率化のはずが“足かせ”に?

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