無停止移行しつつ費用を削減

VMware製品の維持費高騰をどう乗り切る AWS移行を成功させた3つの事例

VMwareのライセンス体系変更に伴う費用増加を背景に、オンプレミス仮想化システムの維持費用が急増している。この危機をAWSへの移行で脱し、大幅なインフラ縮小を果たした3つの組織の戦略を紹介する。

 VMwareのライセンス体系変更に伴い、永久ライセンスからサブスクリプションモデルへの移行や大幅な価格改定が進んだことで、オンプレミスシステムの維持費の急騰という問題が生じた。これを受けたIT担当者は、オンプレミスシステムを維持すべきか、クラウドサービスに移行すべきかという選択を迫られている。この判断はインフラの維持費用と日々の運用体制の両面に大きな影響を与えるためだ。

 こうした課題に対し、米国の大手医療サービス提供企業であるEnvision Healthcare、メキシコの航空会社Aeromexico、カリフォルニア大学(University of California)の3組織は、Amazon Web Services(AWS)への移行による解決を図った。各組織はAWSの移行支援ツールを活用し、短期間での移行やインフラ縮小を実現している。例えば、Envision Healthcareは乱立していたデータセンターの集約を進め、わずか9カ月間で約5000コアあったインフラ規模を、アプリケーションの精査と廃止によって大幅に削減することに成功した。

 自社の要件に合わせた最適な移行手法と、プロジェクトを成功に導くためのクラウド財務管理手法「FinOps」の重要性について、各組織の実践例から探る。

“停止が許されないシステム”を1時間半で移行

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