コールセンター自動化の危険な盲点

呼量削減はもはや時代遅れ コールセンターが追うべき「新基準」

呼量削減を重視した自動化が、未解決ループを生み顧客離脱を招いている。目指すべきは単なる応答回避ではなく根本解決だ。顧客体験を高め解約を防ぐ、コールセンターの新たな評価基準と設計思想を解き明かす。

 これまでコンタクトセンターの責任者は、コールデフレクション(呼量削減)の測定に執着してきた。これは、人間のオペレーターへの転送をどれだけ回避できたかを示す指標である。企業は問い合わせをセルフサービスやデジタルチャンネルに誘導し、待ち行列の削減と問題の迅速な解決を目指す。適切に運用すればオペレーターの生産性向上や運用コストの削減も期待できるが、この指標単体では、コンタクトセンターの実力を評価する主要指標としては不十分である。

 コンタクトセンターのリーダーは、単なるコールデフレクションの追求をやめるべきだ。代わりに、セルフサービスの効率性と、解決の質や顧客の労力削減、再問い合わせの抑制とのバランスを取る必要がある。

 本記事では、顧客体験を高め解約を防ぐ、コールセンターの新たな評価基準と設計思想を解き明かす。

コールデフレクションが機能する場面と機能しない場面

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