LINE運用の内製化で得た教訓

「配信に1カ月」の代償 カルビーがLINE運用で外部依存を断ち切った理由

マーケティング部門から寄せられる「もっと頻繁にLINEで配信したい」という要求。しかし外部ベンダー頼りの現状では1カ月もかかる。このジレンマを打破し、内製化を果たしたカルビーの手法とは。

 「新しいキャンペーンをすぐに『LINE』で配信したい」という事業部門からの要望に、しばしばIT担当者は頭を抱えることになる。顧客の属性に応じたセグメント配信やメニュー画面の変更を実施するには、都度システム構築や外部ベンダーへの依頼が発生するケースがあるからだ。

 食品メーカーのカルビーも同様の課題に直面していた。同社は新商品やイベント情報をLINE公式アカウントで発信してきたが、配信のたびに外部ベンダーとの調整やシステム構築が必要だった。その結果、企画立案から実施までに約1カ月を要し、配信頻度も月1、2回が限界という状態に陥っていた。

 カルビーには顧客とのコミュニケーションを重視する土壌があり、現場で日々さまざまな企画が生まれている。しかし、外部ベンダーにシステム設定を依存する運用体制では、事業部門の求めるスピード感に追い付くことができなかった。タイムリーな情報発信を阻む“ベンダー依存”というボトルネックを、同社はどのように解消したのか。

素早い施策実行で得られた効果

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