8割の企業が意識していない問題

「また同じ説明か」 消費者の半数が離脱するAIチャットbotの“記憶喪失”

AIチャットbotから有人オペレーターへの切り替え時に、文脈が消える問題が深刻化している。企業は自社AIを評価する一方、途中で対話を諦める消費者が後を絶たない。認識差はなぜ生まれるのか。

 顧客対応業務を効率化する目的で、企業はAIチャットbotの導入を進めている。しかし、導入現場では新たな課題に直面している。それが、AIチャットbotから人間のオペレーターに切り替える際に過去の文脈や顧客情報が引き継がれない「AIの記憶喪失」と呼ばれる現象だ。

 コミュニケーションツールベンダーのTwilio Japanは2026年9月、顧客対応におけるAI活用の実態調査レポートを発表した。本調査から、企業が自社のシステムを高く評価する一方で、消費者の多くがAIチャットbotから人間への引き継ぎ時に同じ説明を強いられ、強い不満を抱いていることが明らかになった。

 一貫した顧客体験を提供するためには、システム間の情報連携をどのように見直すべきなのか。

消費者の半数が会話途中で離脱

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