特集/連載
従来型バックアップの時代は終わった? データ保護の今とこれからを読み解く:今なお現役のテープストレージ
サーバ仮想化やクラウド、フラッシュストレージなど、企業のデータ保護を取り巻く状況は変化を続けている。従来型のバックアップ製品や手法は今でも有効なのだろうか。その実態を探る。
特定のテクノロジーが終わったと宣言するのは、自社製品に注目を集めるために多くのベンダーが採用してきた昔ながらの手法だ。エンタープライズバックアップもその1つだ。
例えば、ディスクストレージのサプライヤーは、テープストレージが過去のテクノロジーだと長年にわたって主張してきた。だが、このような主張がなされているにもかかわらず、テープの販売は今も順調だ。
同様に、フラッシュストレージの出現によって、HDDはデータセンターで使われなくなるという見方をする人もいる。だが、HDDベンダーは研究開発に巨額を投じて、これまでにないほど高密度なディスクドライブを開発している。また、電源効率の向上にも取り組んでいる。
関連記事
- アナリストに聞く、データバックアップを再考すべき理由
- 保存寿命50年の光ディスクを使ったストレージ、パナソニックがデータセンター向けに発表
- HDDはいずれなくなる――SSDとオールフラッシュアレイで変わる市場
- 「磁気テープ」は過去の技術ではない、今なお伸び続ける理由とは
- 富士フイルム、ソニーが“テープ保存”に回帰した意外な理由
新しいデータ保護のパラダイム
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.