オンプレミスとクラウド、どっちを選ぶ?
ビデオ会議に必要なのは“堅牢さ”か“柔軟性”か、最適サービスの見極め術(1/2 ページ)
最適なビデオ会議製品は、企業規模や使用用途によって異なる。本稿は、中小企業から大企業までの最適なビデオ会議について紹介する。
ビデオ会議市場はさまざまな可能性を秘めたプロバイダーとサービスで溢れかえっている。そのため、本稿で取り上げる大手老舗ベンダーは一例にすぎない。もちろん、他にも有能なプロバイダーが数多く市場に参入している。
大手プロバイダーといっても、その能力やビジネスモデルは大きく異なる。本稿で取り上げるビデオ会議ベンダーは、優秀かつ国際経験も豊富で、大半のユースケースに自社のサービスを適合させることができる。だが特定のワークフローや製品編成に関しては、ビデオ会議ベンダーの優劣が分かれる場合もある。
企業は、自社特有の環境やユースケースに関して最も効率の高いサービスを見極める必要がある。
重視するのはオンプレミスかクラウドか
オンプレミスとクラウドのどちらを選ぶかは、ビデオ会議サービス購入プロセスにおいて下さなければならない重要な決定の1つだ。従来、市場の大半を占めていたのはオンプレミス製品だったが、その状況は急速に変化している。実際、本稿で取り上げるビデオ会議ベンダーのうち、オンプレミス機能を多く提供しているのはCisco Systems(以後、Cisco)とPolycomの2社のみだ。
今までがそうだったからという理由だけでオンプレミスを選択するのは、軽率な判断かもしれない。だがオンプレミスシステムを選択する正当な理由はある。セキュリティを最大限に高めるためや、堅牢なIP接続経由で社内のコミュニケーションをするため、政府による規制のためなどが、その一例だ。オンプレミスのビデオ会議製品は管理が容易だが、柔軟性に欠ける。
CiscoとPolycomはさまざまな製品を提供しているが、価格はさほど違わない。Cisco製品を数多く利用している企業であれば、同社のビデオ会議用製品を選ぶのが賢明だろう。多様なサービスを求める企業であれば、Polycom製品の多様性と高い品質が適しているといえる。
小規模企業に適したクラウドサービス
従業員100人未満の中小企業は、サプライヤーや顧客と密接な関係を築くことが多い。こうした企業は小さなオフィスを複数持っているか、エンドユーザーが世界中に点在していることが少なくない。またIT部門は通常とても小規模で、大掛かりなビデオ会議の経験は少ない。
このような企業はクラウドサービスが理想的な選択肢になる。クラウドサービスは、導入のハードルが低く、モバイルデバイスやクライアントPCでの使用が簡単だ。Zoom Video Communications(以後、Zoom)はこのような小規模企業にとって力強く、優れたプロバイダーの1つになる。さらに小規模企業にとって、同プロバイダーのWeb会議機能が大きなメリットになる。
Ciscoの「Cisco WebEx」とCitrix Systemsの「GoToMeeting」も導入しやすいサービスとして検討に値する。特に従業員の間でデータを共有して共同作業をするのに最適だ。
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