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草の根運動でユーザー数を広げていく「Slack」の“land and expand戦略”とは?:シャドーITが陽のあたる場所へ(1/2 ページ)
会社指定のコラボレーションプラットフォームに不満を持つ従業員が、IT部門の許可なく「Slack」や「Circuit」といったアプリをダウンロードして、同僚もユーザーにするケースが増えている。
それは「Twitter」の1行のつぶやきから始まった。
ソフトウェアエンジニアのベン・ガービー氏がコラボレーションアプリケーション「Slack」のことを知ったのは、2年ほど前、ソーシャルメディアを見ている時だった。データ分析会社RJMetricsに勤務するガービー氏や同僚は当時、ある課題に直面していた。社内で急成長するエンジニアチームのコラボレーション文化を変革させ、進化するニーズにもっとうまく対応させるという課題だった。
「われわれ少人数グループは当時、『Googleハングアウト』をかなり活発に利用していた。しかしこれはユーザーの追加や削除が難しかった。もっと重点を絞った会話が必要な時もあったが、そのようなハングアウトの管理は決してうまくいかないように思えた」。ガービー氏はそう振り返る。
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