検索
特集/連載

AWS、Google Cloudの転換 企業利用の増加で普通の会社になる?サポート、カスタマイズ、安定性を重視

大規模クラウドベンダーが驚くべき速さで成長し、ビジネスの仕方を刷新した。これは素晴らしいことだが、修正が必要な問題でもある。

Share
Tweet
LINE
Hatena
画像

 現在クラウドへの投資が十分でないとしたら、IT業務を正しく遂行していない“罪”を犯している――。これはもちろん言い過ぎだが、クラウドによるイノベーションを誰もが話題にする今、多くのIT担当者がビジネスリーダーから感じるプレッシャーはこの罪の感覚と同じものだ。

 米サンフランシスコで開催されたカンファレンス「Google Cloud Next '18」で、Googleは同社のクラウドが「大企業向けの準備ができた」と高らかに宣言した。明らかにこの宣言の目的は、セキュリティと安定性についての懸念を緩和すること、そしてAmazon Web Services(AWS)、Google、Microsoftの大手クラウドベンダー3社の競争が激化する中で、大口顧客を取り込むことにある。だがこの宣言は、クラウドベンダーが優先するマーケティングメッセージと、企業のIT担当者が直面する現実とのずれを明確にしてもいる。

成功の裏にあったクラウドベンダー特有の問題

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る