HPのPCをサブスクで使えるPCaaS「HP Device as a Service」とは?:PCaaS比較のための基礎知識【第5回】
PCのサブスクリプションサービスであるPCaaSとして、HPが提供するのが「HP Device as a Service」だ。他ベンダーのPCaaSとの違いは何か。その中身を説明する。
「PCaaS」(PC as a Service)は、PCのサブスクリプションサービスだ。サービス内容には、PCの提供とPCのライフサイクル管理、セキュリティ対策、復旧、修理などが含まれる。ベンダーによっては、PCaaSを「Device as a Service」(DaaS)と呼ぶ場合もある。
複数のPCベンダーがPCaaSを提供しており、ベンダーごとにその内容は異なる。本稿は、HPのPCaaS「HP Device as a Service」を詳しく説明する。
そもそも「HP Device as a Service」とは?
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連載:PCaaS比較のための基礎知識
- 第1回:「PCを買う」はもう古い サブスクPC「PCaaS」の正体とは?
- 第2回:PCはもはや買うものではない――「PCaaS」が生まれた理由
- 第3回:サブスクPC「PCaaS」を選ぶなら“これ”を確認すべし
- 第4回:HPのPCをサブスクで使えるPCaaS「HP Device as a Service」とは?
HP Device as a Serviceは、利用可能なデバイスとしてノートPCやデスクトップPCといったPCに加えて、ワークステーション、モバイルデバイスなどを用意している。デバイスの修理・修復サービスや、ライフサイクル管理サービスもそろえる。HP Device as a Serviceの特徴は以下の通りだ(プランによっては一部サービスが利用できない)。
- 従業員の要望に合わせて、IT部門がデバイスとアクセサリーを組み合わせられる。
- テクニカルサポートや翌日修理対応サービスが受けられる。
- AI(人工知能)技術を用いた分析機能でHP製デバイスのリアルタイムの監視と正常性診断を実行可能。これによりデバイスやアプリケーション、使用状況に関する洞察が得られる。
- ユーザー企業の不注意による損傷に対しても修理サービスが利用できる。
HP Device as a Serviceの料金体系
HP Device as a Serviceのユーザー企業は、月ごとの課金でデバイスやサービスを利用できる。月額料金はデバイスの種類と台数に基づく。具体的な利用料金は、HPの営業担当者に直接問い合わせる必要がある。
第6回は、LenovoのPCaaS「Lenovo Device as a Service」を詳しく説明する。
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