XIO&Pure Storage
2018年 主要ベンダーのNVMe製品戦略総まとめ(前編)
NVMeストレージのアプローチは実に多彩であり、製品はどれも特徴的だ。前編では、XIO TechnologiesとPure Storageの製品戦略および製品の特徴をまとめた。
30年以上にわたり、ストレージ業界はサーバとストレージ間の通信やストレージアレイとの内部通信にSCSIプロトコルを使用している。物理接続方式が進化しているにもかかわらず、このプロトコルは長年あまり変化していない。
Computer Weekly日本語版 2月7日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 2月7日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
だが、NANDフラッシュストレージの出現が問題を生み出した。フラッシュはHDDよりも桁違いに高速で、多くの要求を並列に処理できる。ベンダーは、ドライブのスケーラビリティの限界を数十TBのフラッシュを搭載するまでに引き上げた。その結果、SCSIはますますフラッシュストレージのフル活用を妨げるボトルネックになっている。
そして、ようやくSCSIの後継に位置付けられる新しいプロトコル「NVMe」(Non-Volatile Memory Express)が登場した。このプロトコルが、NANDストレージのメリットを最大限に引き出すと見込まれている。
NVMeとフラッシュへの可能性
NVMeはプロトコルだ。フォームファクターでもメディアの一種でもない。NVMe対応の物理デバイスはさまざまなフォームファクターで提供される。例えば、AIC(アドインカード、旧称PCIeカード)、U.2(従来のHDDと同様)、M.2(メモリスティック)などがある。いずれもPCIeをインタフェースバスとして使用する。
NVMeは、SCSIよりも数が多く、より深い入出力(I/O)キュー(6万5535キュー、キュー深度6万5535)を使用する。これにより、フラッシュとの通信に伴うソフトウェア遅延を軽減し、ハードウェア割り込みの時間(プロセッサとデバイス間のパフォーマンス)を改善して、要求の並列処理を増加させる。その結果、スループット(IOPSとデータ量)が大幅に向上し、I/O待機時間が格段に低減する。
NVMeを採用するベンダーが複数登場し、NVMeを内部に搭載する高速ストレージアレイを新たに構築している。また、ファイバーチャネルとイーサネットネットワークを活用できる「NVMe over Fabrics」(NVM-oF)を搭載するさらに新しいアーキテクチャもある。
本稿では、ベンダーの各種ソリューションを取り上げ、既存の製品と今後の製品においてNVMeがどのように使用されるかを見ていく。
ストレージ製品におけるNVMe
XIO Technologies
XIO Technologiesは、密閉型ディスクユニットの「ISE」シリーズでその名が知られている。同社は2017年5月、新プラットフォーム「Axellio」をリリースして財務状況を回復した。Axellioは2Uサーバベースのデュアルコントローラーアーキテクチャで、最大4基の「Intel Xeon E5-2699 v4」プロセッサ(総計88コア)と、最大2TBのDRAMを搭載する。また、デュアルポートのNVMe SSDをそれぞれ最大12個保持できる1~6個の「FlashPac」も備えている。6.4TBドライブの総容量は、現状では、1システムに当たり460TBになる。
システムの核となるのは「FabricXpress」というPCIeファブリックで、デュアルポートドライブのそれぞれにコントローラーを接続する。これにより、35マイクロ秒の遅延で最大1200万IOPS(4KB)と60Gbpsの持続スループットを実現できる。Axellioの設計は根本的にはデュアルコントローラーアーキテクチャだが、使用可能なコアが88基あるため、従来のストレージデバイスやスケールアウトハイパーコンバージドプラットフォームの基盤に使用できる。従来のプラグインモジュールをサポートできるため、分析などプロセスを集中的に使用するワークロードを実行できる。これこそNVMeアーキテクチャの真価が発揮される場面で、コンピューティングとストレージを限界まで引き上げる。
Pure Storage
続きはComputer Weekly日本語版 2月7日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 1月24日号 “侵入者をだますセキュリティ”のススメ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
SNS認証や多要素認証も数分で実装、IDaaS基盤でデジタルビジネスはどう変わる? -
製品レビュー
「電子帳簿保存法対応」実践術:タイムスタンプ付与などの要件の手軽な実現方法 -
事例
「大企業のデジタル化」成功事例集【コクヨ、九州電力、ヨネックスなど21社】 -
製品資料
“顧客管理の課題”を簡単に解決する方法とは? -
製品資料
契約管理の“あるある課題”をノーコード開発で解決するためのポイント
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
2
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
3
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
4
Synologyがエンタープライズ向けユニファイドストレージを投入 その実力は
-
5
「技術屋」で終わらないために 情シスが今取るべき認定資格5選
-
6
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
7
脱VMwareの最適解 NTTデータと日立製作所が示す国産仮想化基盤
-
8
「Windows派」「Linux派」を分ける決定的な違い
-
9
継続利用は4割どまり M365 Copilotが「効く業務」と期待外れの境界
-
10
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
7
PostgreSQLの「機能」「性能」「運用」「拡張性」に関する悩みの解消法
-
8
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
9
Macの安全神話は崩壊? 最新の脅威動向から見えた攻撃のトレンドと有効な対策
-
10
情報セキュリティ対策早分かりガイド:25の自社診断で弱点と解決策を理解
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー