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EMC、“サービスとしてのデータ保護”を含む新製品を発表
EMCジャパンはData Protection as a Service(サービスとしてのデータ保護)の提供を可能にするデータ保護の新たな製品群と、中堅・中小市場向けストレージの新製品群の日本での販売開始を発表した。
機能を大幅に強化し製品レンジも拡大した、データ保護製品群
EMCジャパンは2014年6月4日、顧客ニーズが高まるデータ保護市場を拡大するため、「Data Protection as a Service(サービスとしてのデータ保護)」を可能にするテクノロジーを強化したデータ保護の新製品群「EMC Data Protection Suite」を発表した。
米EMCのアジアパシフィックジャパン DPA事業本部 営業担当バイスプレジデント、ドミトリー・チェン氏は、「モバイル」「クラウド」「ビッグデータ」「ソーシャル」に加え、「IoT(Internet of Things=モノのインターネット)」がデータ増大をけん引していると現状を説明。その一方で「保護しなければならないデータの52%は守られていない。また、データ増加に伴う管理負担に対してIT管理者のリソースが追い付かない状況にある」と語り、データ保護強化の重要性を強調した。
新機能/技術を搭載した「EMC Data Protection Suite」
EMC Data Protection Suiteは、物理/仮想環境、クラウドにおけるアーカイブからバックアップ、継続的な可用性の管理などのデータ保護機能を提供するソフトウェア製品を単一ライセンスで利用できるソフトウェアパッケージ。機能を強化した以下の新製品を利用できる。各製品は単体で購入することも可能。
重複排除バックアップソフトウェアの新版「Avamar 7.1」では、同社のストレージ「Data Domain」と統合することでバックアップ環境の統合、災害対策のためのレプリケーション、データセンターの効率性向上を実現。また、「VMware vCloud Director」向けプラグインを利用することで、クラウド環境のバックアップ処理を容易にした。さらに「Microsoft Exchange」「Microsoft SQL Server」「Microsoft SharePoint」などのMicrosoftアプリケーションのデータ保護機能を強化した。
バックアップ/リストアソフト「NetWorker 8.2」では、NAS(Network Attached Storage)環境でのスナップショット管理機能を強化し、「EMC Isilon」「EMC VNX」「NetApp」製品など対応製品を拡充した。また、「VMware Protection」機能を拡張し、「Microsoft System Center Virtual Machine Manager」向けプラグインを提供するなど「Microsoft Hyper-V」向け機能を強化し、仮想環境におけるデータ保護機能を強化した。
バックアップ環境の監視・管理ソフトウェア「Data Protection Advisor 6.1 SP1」では、アーキテクチャを刷新し、REST APIの拡張やクラスタリング構成が可能になるなどの機能を追加した。
重複排除ストレージのソフトウェア機能も拡充
また、同社の重複排除ストレージ「EMC Data Domain」の基盤となる「Data Domain Operating System 5.5」にも新機能を搭載した。
EMC アジアパシフィックジャパンDPA事業本部シニアディレクター 兼チーフアーキテクト P・K・グプタ氏は、「セキュアなマルチテナント機能により、プライベートクラウドのような大規模システムやサービスプロバイダーが提供するクラウドサービスの基盤となる“Data Protection as a Service(サービスとしてのデータ保護)”を可能にする機能やテクノロジーを強化した」と語る。
Data Domain Operating System 5.5では、「Data Domain Boost for Enterprise Applications」機能によって、「Oracle Applications」、SAPソリューション、SAP HANAプラットフォーム、「IBM DB2」「Microsoft SQL Server」などの業務アプリケーション管理者自身によるバックアップ/リカバリ処理の実行が可能になった。また、重複排除処理を分散処理させる「EMC Data Domain Boost」機能の適用対象に「HP Data Protector」を追加。その他、10億ファイルのアーカイブが可能になるなど、より大規模なシステムでのアーカイブ環境をサポートする。
遠隔レプリケーションやマルチサイトでの災害復旧にも対応
また、仮想ストレージ「EMC VPLEX」、レプリケーション製品「EMC RecoverPoint」のソフトウェアも刷新。両製品を組み合わせることで、WANの使用帯域を削減しつつ長距離でも高速なレプリケーションを可能にし、遠隔拠点の3サイトでの災害復旧機能などを実現するという。
EMC Data Protection Suiteの価格は個別見積もり。EMCジャパンおよび、EMCジャパンのビジネスパートナーから提供される。
エンタープライズクラスの高機能を持つ中堅・中小向けユニファイドストレージ
EMCジャパンは同時に、中堅・中小市場向けの統合型ストレージの新製品「EMC VNXe3200」と、バックアップストレージ「EMC Data Domain DD2200」の販売開始を発表した。
EMCジャパンマーケティング本部 フィールド マーケティング部長 渡辺浩二氏は、「サーバ仮想化やデスクトップ仮想化などを背景に、今後は特に中堅・中小規模の企業でのニーズが高まる」と説明し、今回の2つの新製品によって「プライマリー、バックアップを含めた包括的なストレージ環境を提供する」と語った。
VNXe3200は、エンタープライズクラスのストレージ用に開発された技術をエントリーモデル「VNXe」シリーズに採用した製品。役割横断的にCPUをフル活用する「MCx」を搭載することで負荷の平準化。さらに、SSDやSAS、NL-SAS間でのデータを最適に配置し、SAN/NASなどが混在する環境のパフォーマンスを加速する「FAST Suite」「FAST VP」機能を利用できる。フラッシュストレージに最大限に活用できるように設計されており、従来のVNXeモデルに比べ、3倍以上ものパフォーマンス向上が可能だという。
また、8Gbps FC(ファイバーチャネル)をオプションでサポート。運用管理作業を簡素化できる管理ソフトウェア「EMC Unisphere」を利用することで、ストレージにあまり慣れていないIT管理者でも、NASやSANのセットアップが15分で可能になるという。
Data Domain DD2200は、エントリーモデルでありながら、実効容量で最大17.2Tバイト、論理容量で最大860Tバイトまでのキャパシティーを実現。ミッドレンジ向け製品である「DD620」と比較しても最大3倍のパフォーマンスを実現している。
価格はVNXe3200が126万5000円(税別)から(最小構成:VNXe3200 Dual SP 2.5インチSAS、600Gバイト、10krpm x 6本、オプションソフトウェアや保守料を除く)。また、Data Domain DD2200が220万円(税別)から(最小構成:DD2200 -14Tバイト 《7 x 2Tバイト SAS HDD》、オプション ソフトウェアや保守料を除く)。EMCのビジネス パートナーを通じて提供する。
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