教育ITニュースフラッシュ
名古屋大学が構築した「8K液晶ディスプレー」、その用途は?
筑波大学が他大学とのリモート講義用にビデオ会議システムを導入した事例から、AVシステムで「アクティブラーニング」促進を図る早稲田大学の取り組みまで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。筑波大学のビデオ会議システム導入に関する話題から、プロジェクターやネットワークカメラといった音響・映像(AV)システムを導入した早稲田大学の事例まで、さまざまなニュースがありました。
名古屋大学が8Kディスプレーシステム構築、研究結果を3Dで可視化
同大学の東山キャンパス(名古屋市千種区)にある名古屋大学情報基盤センターの研究データ可視化システム「複合現実大規模可視化システム」に採用した。2014年3月に稼働している。46型液晶ディスプレー16台を格子状に配置し、フルハイビジョンの8倍に相当する解像度(スーパーハイビジョン:8K)のディスプレーシステムを構築した。地球規模の流動現象や医療関連などの研究で利用。シミュレーションで得たデータを基に3次元(3D)映像を生成し、結果を可視化する。データの利用や可視化に関する教育/研究に役立てる他、全国の大学/研究機関のスーパーコンピュータを接続した共同計算環境「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)」向けの可視化設備としても活用する。日本SGIの大規模計算向けサーバ「SGI UV2000」などを使い、富士通と共同で構築した(発表:日本SGI<2014年11月13日>)。
筑波大学がビデオ会議システムで他大学との共同専攻を実現へ
同大学は、同じく国立大学で体育/スポーツ系学部を持つ鹿屋体育大学(鹿児島県鹿屋市)と連携し、2016年度に大学院博士課程の共同専攻「高度大学体育指導者養成大学院共同学位プログラム」を設けるべく検討を進めている。共同専攻の開始に先立ち、両大学の学生が物理的な距離を意識せずに講義を受講できるインフラを構築すべく、ポリコムジャパンのビデオ会議システム「Polycom HDX 8000」などを導入した。加えて講義集録システムや朝日ネットのオンライン学習管理システム(LMS)「manaba」などを利用し、講義後でも学生が講義内容を閲覧できるようにした。ビデオ会議システムは現在、共同専攻に向けた鹿屋体育大学とのカリキュラム作成会議などで活用している。今後は、共同専攻に関わる日本スポーツ振興センターを交えた会議にも活用する考えだ(発表:ポリコムジャパン<2014年11月20日>)。
早稲田大学が新AVシステム導入 「アクティブラーニング」を促進
2014年10月、同大学新3号館の各講義室に新AVシステムを導入した。講義を中断せずに資料を投影できるようにすべく、起動から約6秒で点灯するレーザー光源プロジェクターを全72室に設置。講義映像をインターネットへ公開するために、解像度1920×1080ピクセルのフルHD動画の収録が可能なネットワークカメラを32台設置した。さらに一部の講義室には、複数の映像素材をさまざまなレイアウトで表示できるプレゼンテーション用システムを試験的に導入。プレゼンテーションやディスカッションをしやすくして、学生の主体的な学びである「アクティブラーニング」を促進する。ソニービジネスソリューションのレーザー光源プロジェクター「VPL-FHZ55」「VPL-FHZ700」、ネットワークカメラ「SNC-VB630」、プレゼンテーションシステム「PWA-VP100SET1」を導入した(発表:ソニービジネスソリューション<2014年11月18日>)。
広島大学がネット経由の寄付を可能に
2014年11月1日に、インターネットを使った寄付受け付けを開始。時間や場所を問わず寄付ができるようにした。寄付希望者は、同大学の公式Webサイトからリンクする専用のWebページへアクセスし、クレジットカード情報などの必要情報を入力すると寄付が完了する。クレジットカード会社が提供するポイントも付与。コンビニエンスストア決済や電子決済サービス「ペイジー(Pay-easy)」支払いによる寄付も受け付ける。システムには、フューチャーコマースが提供するインターネット寄付金収納サービス「F-REGI 寄付支払い」を導入した(発表:フューチャーコマース<2014年11月18日>)。
鹿児島国際大学がネットワーク刷新で運用を簡素化
2014年8月にネットワークを刷新し、経路制御を簡素化するネットワーク規格「IEEE 802.1aq(SPB: Shortest Path Bridging)」に準拠した、日本アバイアのネットワーク製品を導入した。SPBに準拠したネットワーク製品でネットワークを構成。末端のエッジスイッチの設定作業だけでネットワークの構成を変更できるようにして、構成変更時のコアスイッチへの設定作業を不要した。運用工数の削減でネットワークの構成変更を容易にし、将来的なシステム刷新に備える他、運用コストの削減にもつなげる(発表:日本アバイア<2014年11月20日>)
図書館司書資格を半年で取得も eラーニング活用の八洲学園大学が実績公開
八洲学園(横浜市西区)が運営する同大学は、eラーニングを使った在宅学習のみで各種国家資格の取得を可能にしている通信制大学だ。同大学が2014年9月に図書館司書の資格証明書を授与した50人中、22%が半年で取得。同月に学芸員の資格証明書を授与した21人中、48%が1年で取得したという。同大学の学生は大半が社会人で、時間に余裕のない学生も多いものの、eラーニングの活用で比較的短期間での資格取得が可能であることを示した形だ。同大学では、例えば4年制大学卒業の学生であれば図書館司書資格は最短半年、学芸員資格は最短1年で取得可能なカリキュラムを用意する(発表:八洲学園大学<2014年11月17日>)。
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