時間やコストを節約できるデータ保護
変わるバックアップの常識、複数データの一元管理は許されるか?(2/2 ページ)
データ保護を越えて
興味深いことに、複数のデータ保護のニーズに対応できる単一のコピーデータを使うという概念は、従来のユースケースを超えたデータの種類をアプリケーションで使用する新しいアイデアをもたらした。
多くの企業は、バックアップデータが自社で管理しているデータの完全な集まりを表していることに気付いた。これが各種アプリケーションが必要とする大量のリソースだった。
バックアップ製品のベンダーの中には、各社の共有アプリケーションでバックアップデータを使用できるようにし、ユーザーがモバイルデバイスからデータにアクセスできるようにしているベンダーも存在する。例えば、米Code42、米Commvault、米Druvaだ。このアプローチの優れているところは、モバイル端末で閲覧する全てのデータが既に保護されていることだ。そのため、スマートフォンやタブレットのデータをバックアップすることについて心配無用である。データセンター側では、追加のストレージの容量や特殊なセットアップは必要ない。バックアップデータは既に存在し、単に異なる方法で使用されているだけだ。
他の可能性としてはビッグデータの分析がある。バックアップデータのプールは、ビッグデータ分析の実装で最も骨が折れる作業を簡単に片付ける助けになるだろう。具体的には、全てのデータを収集して、分析エンジンでかき回す作業だ。多くの場合、バックアップは、多種多様なアプリケーションから収集した各種データである。そのため、ビッグデータ分析に投入するデータの単一ソースとして最適かもしれない。
抽出/変換/読み込みは、ビッグデータの取得と準備において重要である。バックアップデータのプールを利用することで、抽出のプロセスを大幅に短縮したり、完全に満たすことができる場合もある。多くのバックアップデータが機密情報であることを考えると、変換のプロセスは、難解な作業になるかもしれない。だが、そのためのツールを専門とする企業が存在している。そのため、この問題がそう遠くない未来に解決されると期待することは理にかなっているだろう。
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