時間やコストを節約できるデータ保護
変わるバックアップの常識、複数データの一元管理は許されるか?(1/2 ページ)
バックアップ、DR、アーカイブを別々にデータ保護すると、時間とコストが増大する。その問題を解決し、多目的にも活用できる方法を紹介する。
何年もの間、有能なストレージの専門家は、バックアップ、災害復旧(DR)、アーカイブのデータを組み合わせるアイデアを一喝してきた。この3つは基本的にデータ保護プロセスだが、それぞれに大きく異なる目的、手段、ツールが存在する。
そのデータはバックアップ、DR、ア―カイブのどれなのか
併せて読みたいお薦め記事
仮想環境のバックアップ製品 選定ポイント
- 仮想環境のバックアップを難しくする2つの課題
- 【技術解説】仮想化特有の課題がある、VMware環境の“従来型”バックアップ
- 【徹底比較】VMware環境に最適なバックアップ製品の機能を大解剖
- 【徹底比較】コストを詳細分析、VMware環境の主要バックアップ4製品
想化環境用バックアップツールを比較検討するト
時間やコストを節約したり、冗長さを取り除くために、データ保護プロセスのいずれかまたは複数について手を抜く企業は後を絶えなかった。一部の企業では、バックアップ、DR、アーカイブは、一連の流れにおける単なる通過点にすぎない。各データは、保管庫の棚にあるテープカートリッジに蓄積されたほこりの量で判断されていた。かすかなほこりが付いているものは、フレッシュなバックアップテープ。完全にほこりで覆われているものはDRデータ、ほこりで形がほとんど分からないものがアーカイブと見なされていた。
だが、この管理の方法は危険をはらんでいる。特に緊急事態が発生したときには、最新のデータのコピーが特定できないことで復旧が困難になる。
新しいデータ保護:コピーデータの管理
データ保護管理では長い年月にわたって良しとされてきたことがある。それは、バックアップ、DR、アーカイブのプロセスを分けることだった。これは非常に理にかなっていたが、多くの重複データを生み出していた。同じタイミングで3つの場所に同じデータのコピーが存在する状況が発生したのだ。
ここで誕生したのがコピーデータの管理というアイデアだ。この3つのデータの類似性に着目して、冗長性を軽減することはできる。そこで生まれたのが、単一のコピーがあれば十分かもしれない発想だ。
今日コピーデータの管理が非常に重要なのは、ほとんどの企業がデータを混在させることを嫌がっているからだ。このようなデータの囲い込みが行われている裏側では、容量の要件について絶えず苦労があった。統合データ保護の概念は、この問題の解決策としてうってつけだった。
ただし、バックアップの復旧、DR、法的なアーカイブデータの開示では、データに対して行う処理が大きく異なる。この解決策として単一のコピーデータを使用しながら、データの操作には3つの異なるツールを使用する方法がある。
バックアップ、DR、アーカイブのデータ保護プロセスを分けるというベストプラクティスは、より適切に機能する別の実用的なアプローチに屈することになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[アトラシアン株式会社] IT運用や従業員サポートは生成AIでどう変わる? 使い方や導入の流れは? -
製品資料
[株式会社みらい翻訳] 音声翻訳活用の課題を解決、“本当に使える”ツールの特徴とは? -
製品レビュー
[Wrike Japan 株式会社] 400店舗を支えるWalmart Canada、散在する情報やアナログな管理をどう変えた? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 年間100件超のDXプロジェクトを統合管理、JERAはどのように実現した? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] グローバルなクリエイティブ業務を合理化、エスティーローダーに学ぶ実践のコツ
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
2
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
3
「ITインフラとデータ保護・バックアップ対策」に関するアンケート
-
4
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
5
9割が頓挫する「AI内製化」 差がついたのはツールより設計力
-
6
脱VMwareの最適解 NTTデータと日立製作所が示す国産仮想化基盤
-
7
「高すぎるGPU」を捨てAI推論をCPUへ Armが示す電力とコストの現実解
-
8
全社標準Copilotに絶望? MS Copilotで問い合わせ6割減できた企業は何が違った
-
9
「Windows Server」終了で10TBをクラウド移行 ヤマハサウンドシステムの挑戦
-
10
JSONをやめてPythonで送る トークン消費を約7割抑えるAIの設計
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
2
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
3
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
「スクラム」と「カンバン」の違いとは? アジャイル型開発手法を徹底比較
-
9
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
10
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー