重さ2.3キロのタブレットは「かなり使いづらい」
徹底レビュー:15インチのノートPCがタブレットになる 「ThinkPad Yoga 15」の“振り切り”がスゴイ(2/3 ページ)
パフォーマンス
TechTargetがテストしたのは999ドルのモデルだが、ThinkPad Yoga 15には複数の構成が用意されている。ThinkPad Yoga 15はカスタマイズできない。希望の構成が手に入らない可能性があるのは非常に残念な点である。TechTargetがレビューしたモデルに搭載されている米Intelの「Core i5」プロセッサは、非常に高性能で、どんな作業でも難なくこなせる。例えば、Webブラウザで10個強のタブを表示していても、高品質な動画をストリーミングしていても、米Adobe Systemsの「Adobe Photoshop」で写真を編集していても、複数の3Dゲームをプレイしていても問題ない。また、この全ての作業を同時に行うことも可能だ。
ThinkPad Yoga 15に搭載されているNVIDIAの「GeForce GT 840M GPU」は特筆すべき特徴で、最新のゲームも問題なくプレイできる。だが、最新のゲームをプレイできるのは、低解像度の設定を使用している場合に限られる。この専用のGPUにより、統合型グラフィックスのみを搭載しているノートPCよりも素早く動画を編集して処理できる。ただし、本格的なゲームをプレイしたい人には、ThinkPad Yoga 15はお勧めしない。
TechTargetが実施したテスト(読み取り速度400Mバイト/秒、書き込み速度180Mバイト/秒)では、180Gバイトの内蔵SSDは、それほど高速ではなかった。とは言うものの、同じ価格帯のノートPCに一般的に搭載されている標準的な1TバイトのHDDと比べれば格段に高速である。だが、Lenovoの価格を考えると、ThinkPad Yoga 15の仕様はまあまあというレベルだろう。
ThinkPad Yoga 15の仕様は次の通りだ。
- 15.6インチ、解像度1920×1080のIPS方式のディスプレイ
- 第5世代のデュアルコアIntel Core i5 5200U(2.6 GHz、3MバイトのL3キャッシュ)
- Nvidia GeForce GT 840Mグラフィックス(2Gバイトの専用メモリ)
- 8GバイトのDDR3L RAM
- 180GバイトのSSD
- Intel 7265 ACワイヤレスLAN
- Bluetooth 4.0
- 720pのWebカメラ
- バックライトキーボード
- 寸法:383 x 257 x 22ミリ
- 重さ:2.3キロ
- 希望小売価格:999ドル
ベンチマーク
ここから幾つかのベンチマーク結果を紹介していこう。まずは、ベンチマークツール「wPrime」によるプロセッサの比較(スコアが低いほどパフォーマンスが高い、単位:秒)だ。
フィンランドFuturemarkのベンチマークツール「PCMark8 Home (Accelerated)」による、米Microsoftの「Windows 8」の一般的な作業(Webサーフィン、動画のストリーミング、ドキュメントの作成、ゲームのプレイなど)に関する全体的なシステムのパフォーマンス測定の比較結果は以下の通り。スコアが高いほどパフォーマンスが高い。
下記はベンチマークツール「PCMark8 Work (Accelerated)」による、Windows 8の仕事に関連するタスクの全体的なシステムのパフォーマンス測定だ。
ベンチマークツール「3DMark 11」による全体的なゲーム用グラフィックスカードのパフォーマンス測定で比較してみよう。
最後に、ベンチマークツール「CrystalDiskMark」によるストレージドライブのパフォーマンステストの結果を示す。
発熱とノイズ
ThinkPad Yoga 15に冷却の問題はなかったが、ノイズが若干気になった。本体の他の部分と比較すると、ファンがある場所の上と底面が熱くなるのが分かるだろう。ストレージドライブに対して大量のデータの読み書きを行うと、右パームレストも若干熱くなるのを感じるだろう。
ファンは適切な場所に配置されているため、タブレットモード、スタンドモード、テントモードで使用しているときでも通気孔がふさがることはない。ファンはディスプレイのヒンジに沿って配置されており、背面から少量の温風が吹き出ている。静かな部屋であれば、ファンの音は容易に聞き取れるほどの音量だ。だが、喫茶店など、背景の雑音がある場所では気にならないだろう。
バッテリー持続時間
ThinkPad Yoga 15のバッテリーが長時間持続する点はプラスに評価できる。Futuremarkのベンチマークツール「Powermark」によるテストでは、さまざまなプログラムやタスクの組み合わせを実行しながらバッテリーの持続時間を測定した。具体的には、ワープロやWebサーフィン、3Dゲーム、動画の再生などだ。結果は6時間12分だった。これは15.6インチのノートPCのバッテリー持続時間としては申し分ない。TechTargetでは、動画の編集や視聴など負荷の高い作業を行わない、普段使いであれば、ThinkPad Yoga 15のバッテリーは最大9時間持続することを確認した。ユーザーがバッテリーを取り換えることはできないため、バッテリーの持続時間が十分であることは必須条件だろう。
以下、ベンチマークツール「Powermark」によるバッテリー持続時間の測定の結果を示す。スコアが高いほどバッテリーの持続時間が長い。
電源アダプター
ThinkPad Yoga 15に同梱されている標準の65W ACアダプターは比較的小型である。簡単に持ち運ぶことができて、重さもケーブル込みで約450グラムと軽量だ。
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